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立命館CLUB 【VOL.220】

立命館CLUB【VOL.220】

立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

嬉しいニュースが届きました!1月19日(水)、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」で「第70回日本スポーツ賞」の表彰式が開催され、ホッケー男子日本代表・田中健太選手(産業社会学部2013年卒)が個人優秀選手24名の1名に選ばれました。田中選手は、東京2020オリンピックでは5試合でフィールドゴールを5得点あげるなど、エースストライカーとして活躍されました。おめでとうございます!

立命館大学の公式YouTubeチャンネル「Ritsumeikan Channel」では、立命館大学の校歌をさまざまな楽器で演奏したシリーズ動画を公開しています。今回は立命館大学交響楽団にご協力いただき、バイオリン・チェロ・フルートによる動画を制作しました。
 
立命館大学 校歌 バイオリンVer.


●立命館大学 校歌 チェロVer.



●立命館大学 校歌 フルートVer.


なお、これまでにピアノ・尺八・箏バージョンもアップしています。ぜひご覧ください。
YouTubeチャンネル「Ritsumeikan Channel」はコチラ≫

前号でお伝えした通り、1月4日(火)から立命館大学は社会起業家を応援する新番組「エルピスの煌めき」の提供を開始しました。
第4回<1月25日(火)放送>は、三宅紘一郎さん(経済学部2007年卒)でした。第5回は西田太一さん(理工学研究科2008年修了)です。今後の放送も是非ご覧ください。

◆番組概要◆
[番組名]エルピスの煌めき(テレビ東京)
[放送枠]毎週火曜日22:58~23:06(関東ローカル)
[その他]放送終了後、YouTubeチャンネル「テレビ東京公式 TV TOKYO」にアップされます。

第4回の動画はコチラ≫


今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「浄酎 -Purified Spirit 白紙垂 180ml」と「立命館オリジナルのお箸」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】科研費で採択金額「私立大学3位」、採択件数「私立大学4位」を獲得

立命館大学は、文部科学省が発表した「令和3年度科学研究費助成事業(科研費)の配分」において、配分額ランキングで慶應義塾大学・早稲田大学に次ぐ私立大学3位(西日本私立大学1位)、採択件数ランキングでは私立大学4位(西日本私立大学1位)となりました。
「学園ビジョンR2030」実現に向けた「立命館大学チャレンジ・デザイン」の前半期(2025年度まで)の目標として、「社会共生価値を創造する次世代研究大学の実現」を掲げています。この実現に向け、この間継続して取り組んできた研究基盤の強化と特色ある研究プロジェクトの推進を強化します。加えて、2021年6月に「Ritsumeikan Advanced Research Academy(RARA)」(立命館先進研究アカデミー)を設置し、本学の先導的・先進的研究拠点の形成に向けてリーダーシップを発揮することが期待される中核研究者の育成を目指す取り組みを開始しています。
引き続き、科研費獲得を研究高度化政策の柱のひとつとして取り組んでいきます。

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【2】将棋研究会 第52回全日本学生将棋団体対抗戦(学生王座戦)で4年ぶりの優勝

2021年12月22日(水)~24日(金)、四日市市文化会館で開催された「第52回全日本学生将棋団体対抗戦(学生王座戦)」にて、将棋研究会が4年ぶりの優勝を成し遂げました。
学生王座戦は、各地区の代表10校による総当たりのリーグ戦で行なわれました。立命館大学は、序盤から好調を維持し、無傷の6連勝。7回戦で最大の山場、前回大会優勝の東京大学との対戦を迎えました。一進一退の攻防を繰り広げた末、4-3で接戦をものにして、昨年度の雪辱を果たしました。勢いそのままに8回戦も勝利し、最終9回戦で前々回の優勝校・早稲田大学と対戦。お互い一歩も譲らない白熱した戦いの末、5-2で勝利し、悲願の優勝を成し遂げました。

<主将:野島進太郎さん(文学部3回生)のコメント>
大会では、選手14人全員が1試合以上出場し、一丸となって戦うことができました。ここ数年、あと一歩のところで優勝を逃す悔しさを味わってきましたが、その悔しさを晴らすことができ、本当に嬉しく思います。これからも頑張ります。応援よろしくお願いします。
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【3】竹内あい・経済学部准教授が日本経済学会・女性研究者奨励賞(日本生命賞)を受賞

2021年12月7日(火)、一般社団法人日本経済学会による「2022年度日本経済学会学会賞受賞者」が発表され、竹内あい・立命館大学経済学部准教授が「日本経済学会・女性研究者奨励賞(日本生命賞)」を受賞しました。この賞は、日本経済学会への日本生命保険相互会社の寄付によって2020年に創設され、優れた研究を行なう若手女性研究者に対して授与されます。
今回の受賞では、竹内准教授が発表したこれまでの主要論文5本が評価対象となりました。それらの研究内容がミクロ経済理論に対する深い理解に根差し、実験経済学の手法によってミクロ経済理論の一層の発展を目指すという高い理想に基づくものとして評価され、受賞に至りました。
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【4】出口治明・立命館アジア太平洋大学長が公務に復帰

2022年1月、出口治明・立命館アジア太平洋大学長が公務に復帰しました。

<APU学長より新年のご挨拶>
皆さん、明けましておめでとうございます。今年もどうかよろしくお願い申し上げます。
2021年は、僕にとっては病気療養とリハビリに費やす1年となってしまい、皆さんに大変ご心配をおかけしました。この間、皆さんから温かい励ましと応援をたくさん頂戴しており、本当にありがたく感謝の気持ちで一杯です。完全にという訳にはいかないですが、お陰様でこの1月から一部職務に復帰できるまでに回復しています。
ウィズコロナの生活も段々と定着しワクチン接種も進んできましたが、学生の皆さんにとっては依然として日本に入国できなかったり、キャンパスで友達と一緒に学ぶことができなかったり、思うような学生生活が送れない状況が続いており、大変申し訳なく思っています。オンラインではありますが、多文化協働や国際交流を絶やすことなく継続できているのは、世界中で活躍している卒業生や今APUで学んでいる学生、教職員、地元大分県や別府市の皆さん、そしてAPUを応援してくださる皆さんのおかげです。心より感謝申し上げます。
2022年は2023年4月の「サステイナビリティ観光学部(仮称、設置構想中)」開設や既存2学部の教学改革にむけて、教学棟・国際教育寮APハウスの建設をはじめとした「新しいAPU」になるための準備の1年になります。これまで積み重ねてきた教育や研究の成果を踏まえつつ、教職員一丸となって今まで以上にドキドキワクワクするAPUを創っていきたいと思います。そして、一刻も早く全ての学生がキャンパスで一緒に学ぶことができるようにOne APUでサポートしていきます。ぜひ、皆さん応援してください。
2022年はオンラインの利便性をさらに活用しつつも、国を跨いで人と人が直接交流することのできるハイブリッドで革新的な世界となることを願っています。
僕は、4月には別府に戻り、APUのキャンパスで仕事をする予定です。APUで皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

2022年1月1日
立命館アジア太平洋大学
学長 出口治明
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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

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【1】[オンライン][有料(一部無料)][要事前申込]
立命館オンラインセミナー

「立命館オンラインセミナー」は、どこからでもアカデミックな講義を受講いただけます。「未知の世界を知りたい」「専門家やプロフェッショナルの知識に触れたい」など、皆様の学びのニーズにお応えする講義を展開します。※見逃し配信(期間中、いつでも何度でも視聴可能)に対応しています。

◆2月7日(月)~2月28日(月)の毎週月曜日 10:30~12:00 
「鷗外と漱石 - 百年の邂逅」
講師:瀧本和成(立命館大学文学部教授)※第1・3回
         深町博史(大谷大学文学科助教)※第2・4回
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◆2月8日(火)~2月22日(火)の毎週火曜日 10:30~12:00
「デジタル時代の浮世絵鑑賞」
講師:石上阿希(国際日本文化研究センター特任助教)
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◆2月12日(土)、2月26日(土)、3月12日(土)、3月19日(土) 10:00~12:00
「桓武天皇と平安京」
講師:本郷真紹(立命館大学文学部教授)
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[受講料]1,500円/1回(初回無料)
[定 員]各回200名(初回1,000名) ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom)※見逃し配信(ストリーミング配信)あり
<申込締切:各講義の2日前の23:59>

詳細はコチラ≫

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【2】[オンライン][有料][要事前申込]
“0泊2時間”東北食べるツアー ~生産者と語ろう~ 「第6回 岩手県大船渡市×ワカメ」

立命館災害復興支援室では、東北6県の農家・漁師の姿を伝え続けている「東北食べる通信」とコラボし、東北の食を通して、3.11から10年を迎えた「東北の今」に触れる取り組みを実施しています。
最終回の食材は、岩手県大船渡市の「ワカメ」。岩手県大船渡市のワカメ漁師・千葉豪さんをゲストに迎えます。

[日 時]2月19日(土)13:00~15:00
[開催方法]オンライン(Zoom)
[参加費]2,680円(食材・送料込)
<申込締切:2月5日(土)12:00>

詳細はコチラ≫


お申込みはコチラ≫

※お申込み時にアカウント登録が必要です
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第1回「赤皿貝」の様子はコチラ≫
第2回「ドンコ」の様子はコチラ≫
第3回「桃」の様子はコチラ≫

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【3】[オンライン][無料][要事前申込]
土曜講座 2月度「フィクションがつくる現実:小説を『書く』とは」


[日時・テーマ・講師]
◆2月19日(土)13:00~14:30
「フィクションの『私』とは誰か? ~小説から漫画まで~」
講師:西岡亜紀(立命館大学文学部教授)

◆2月26日(土)13:00~14:30
「言葉が現実を作る-平林たい子『殴る』」
講師:戸塚学(武蔵大学人文学部准教授)

[受講料]無料
[定 員]400名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom)

詳細はコチラ≫

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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イベント・大会の中止や順延が相次いでいます。
ご案内できるイベントがなく、申し訳ございません。
新型コロナウイルス感染症が一日も早く終息し、皆様にイベントのお知らせができるように願っています。

▼輝く学生インタビュー▼

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 第188回 輝く学生インタビュー
                                「英語」が世界を広げてくれた
                          国際関係学部1回生 畠麻理奈さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、畠麻理奈さん(国際関係学部1回生・大阪府出身)です。2021年11月10日(火)~12日(木)、「第18回世界湖沼会議」がオンラインで開催され、海外からの専門家2名を交えた討論会で畠さんは司会を務められました。

Q.「第18回世界湖沼会議」について教えてください。
世界の湖沼とその流域の持続可能な管理について、政府・市民・NGO・企業など様々な分野の参加者が意見交換する場として、滋賀県の提唱・主催で1984年に第1回が開催されました。今回は、草津市に事務局を置く国際湖沼環境委員会、メキシコのグアナファト州・グアナファト大学の主催で行なわれました。
第18回のテーマは「より良い社会に向けた湖沼のガバナンス・回復力・持続可能性」、約60の国・地域から1,000名以上が参加しました。2020年は新型コロナウイルス感染拡大のため延期となり、2021年に初の試みとなるオンラインで開催することになりました。

Q.「第18回世界湖沼会議」では、どのような役割を担当されましたか?
初日の「Citizen Participation in Lake Basin Management -Shiga Session-(以下、びわ湖・滋賀セッション)」を運営しました。このセッションは、びわ湖の環境を守るための若者たちの活動を紹介することを目的としていたこともあり、立命館大学4名・関西大学2名の学生を中心に滋賀県庁や国際湖沼環境委員会の方々と協力して準備しました。
セッションの前半では、農林水産業などに多大な被害を与える侵略的外来水草(オオバナミズキンバイ)の除去活動を学生と行政が協力して取り組んでいる事例を紹介したり、びわ湖版SDGsである「MLGs(マザーレイクゴールズ)」について紹介しました。MLGsとは、「びわ湖」を切り口として、2030年の環境・経済・社会活動をつなぐ健全な循環の構築に向け、独自に13のゴールを設定したものです。
また、後半部分の学生と海外の専門家を交えた討論会では、司会を務めました。私はSDGs実現に向けたプロジェクトの支援などを行なう一般社団法人インパクトラボに所属して、滋賀県庁含め様々な方々と一緒に活動しています。インパクトラボの代表から、「行政の方が国際会議の司会を探しているらしいけど、やってみない?」と紹介いただいたことがきっかけで、参加することになりました。

Q. 当日司会を務めるにあたり、工夫したことはありますか?
今回のセッションは全て英語でしたので、登壇者の方々の発表資料などを事前に読んで、専門用語について調べるなど、できる限り事前に知識を入れたうえで臨むように心がけました。
司会者としては、専門家の方々の発言を一般の方にもわかりやすく伝えるなど、議論がスムーズに進むように取り組みました。世界規模の話題に寄りすぎた時には、「滋賀県やびわ湖の観点ではどうですか?」と投げかけたり、登壇者の学生にも意見を伺うなど、「びわ湖・滋賀セッション」の「びわ湖」「若者」というメインテーマにふさわしい討論会となるよう努めました。
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Q. 実際に司会をされてみていかがでしたでしょうか。
海外の専門家の方々から、「若者たちが環境問題に意識を向けて、びわ湖の清掃活動などに取り組んでいる実例を知ることができてよかった。素晴らしい」と言われた時は同じ若い世代として、とても嬉しく思いました。そして、「市民と行政が近い距離で協力して問題解決に向けて取り組んでいくためには、今後より一層若者たちの力が重要になる」といったご意見もいただき、自分たちにできることは何なのか、しっかりと考えていきたいと改めて思いました。
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また、登壇者の方々から「議論の途中で、内容をわかりやすく言い換えてくれて、本当に助かった」と、セッション後に声をかけていただき、司会としてもやりがいを感じました。
当日は時差の関係から、午前5時集合・7時開始でした。セッション全体は1時間でしたが、帰りの電車では疲れきって、気づいたら寝ていました(笑)。8月上旬から準備を開始して約3カ月間、全力で取り組み、無事終えることができたときは、ホッとすると同時に達成感も感じました。
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Q. 今回のイベントでは全て英語で司会を務められたと伺いました。語学はどのようにして身につけられましたか?
生後10カ月の頃から高校1年生まで、英語学習プログラム「Disney's World Of English」に取り組み、大好きなディズニーのキャラクターや音楽に触れながら、英語力を磨いてきました。実は小学生低学年の頃、課題の提出などが大変でモチベーションを保つことができず、約4年間英語学習から遠ざかった時期がありました。しかし、10歳の時に家族旅行でアメリカを訪れた時に「自分の言葉で現地の方々と話すことができた」ということに喜びを感じ、「もっと英語力を磨いて自分の想いや考えを伝えたい」と学習を再開しました。
小・中学生の頃は、人前で話すことがあまり得意ではありませんでした。しかし、世界中の方々とコミュニケーションを取りながら、異文化に触れることの楽しさを知ったり、英語でスピーチをする機会に恵まれ、気づけば人前で話すことが好きになっていました。英語学習を通して、語学力の向上はもちろん、人としても成長できたと感じています。
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Q. 高校時代を振り返って、印象に残っていることはありますか?
立命館守山高等学校2年生の夏、ニュージーランドに留学しました。これまで旅行などで訪れたことのない、かつ多様な文化にも触れたいと多民族国家・ニュージーランドを選びました。約2カ月半の留学生活では、「自分らしさ」や「自分の意思」を大切にする同年代の方々と交流するなかで、多くの刺激を受けました。この留学をきっかけに、何事にも積極的に挑戦しようと思うきっかけになりました。
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また、2年生の12月には「パーラメンタリーディベート(以下、PDA)高校生即興型英語ディベート全国大会」に出場しました。PDAとは1つの論題に対して、肯定・否定に分かれ、各々のチームが第三者を説得させるパブリックスピーチ型のディベートで、英語で議論しなければなりません。
高校では陸上部に所属していましたが、英語の先生から声をかけていただき、私を含め3名で出場しました。出場校の多くがESS部でした。私たちは部活動ではありませんでしたが、プライドを持って、「絶対に負けたくない」と、新聞やニュースを毎日チェックして様々なトピックについて即座に意見をまとめられるように準備して臨みました。そして、滋賀県代表として、東京大学で開催された全国大会に出場しました。しかし、結果は1勝3敗。人生で初めて悔し涙を流しました。これをきっかけに、英語力をもっと磨こうと思いました。
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Q. 国際関係学部を選ばれた理由ついて教えてください。
実家の近くに児童養護施設があり、同じ小・中学校で学ぶなかで教育や貧困について考えることがありました。また、英語学習に取り組むなかで世界中の戦争・政治・経済・環境問題などに関するニュースを目にすることが多くなり、中学生の頃から「社会の問題を解決したい。様々な国・地域・人を繋げる仕事がしたい」という思いが芽生え、立命館大学の国際関係学部グローバル・スタディーズ専攻(以下、GS専攻)を進学先として選びました。
GS専攻では、全ての授業が英語で行なわれます。インターナショナルスクール出身や帰国子女の学生も多く、学生同士も英語で話しています。
学部では、自分にはない価値観に触れることが多く、日本にいながらも留学しているような環境で勉強することができ、多くの刺激をもらっています。例えば、山田真弓先生のIntroduction to Lawの授業では「銃犯罪」「中絶」「選挙」などについて、ディスカッションする機会がありました。各国それぞれ考え方や法律が異なり、自分が当たり前だと思っていたことが世界では当たり前ではないことに改めて気づかされました。多様な価値観を理解し、認め合うことの大切さを日々感じています。

Q. コロナ禍での授業はいかがでしょうか。
様々な国・地域からの留学生は、新型コロナウイルス感染拡大のために入国ができず、現在はオンラインで参加しています。どこからでも参加できるといったメリットもありますが、やはりお互いを知るためには、直接会って話したいですね。何気ない会話かもしれませんが、「今日、雪すごかったよね」といった雑談から話が色々と広がることもあり、交流を深めるためにとても重要だと思います。
私たちの入学式は対面で実施いただき、式やオリエンテーションの時にお互い連絡先を交換したり、仲良くなるきっかけを作ることができました。その後、オンライン授業がメインになった時期もありましたが、入学式や最初の約1ヵ月を対面中心で過ごせたことは交流を深める機会にもなり、本当に助かりました。
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Q. 将来の目標について教えてください。
将来は国連などの国際機関で働きたいという夢はありますが、どのような分野でキャリアを築いていきたいのか、まだ漠然としています。今回の「第18回世界湖沼会議」や自分自身が面白いと思ったセミナーに出席するなど、興味があることには積極的に挑戦して、今後の進路をじっくりと考えていきたいと思います。
また、第二外国語でフランス語を学んでいます。多くの国・地域で話されているフランス語を身につけることは、国際機関で働く際に役立つと考えています。このような状況が落ち着いたら、大学の留学制度を使ってフランスに1カ月程度の短期留学をしたいと考えています。
もちろん、語学に加えて幅広い知識を身につけることも大切なので、教育・平和・貧困といった自分が興味のある分野も学びつつ、国際関係学部で多くのことを吸収したいと思います。

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2021年6月からは、ご自身も受講されていた「Disney's World Of English」のインターンとして、Zoomを使って子どもたちに英語を教えているそうです。「Hello!」と話しかけても最初は泣いていた子どもたちが、授業が終わる頃には笑顔で「Bye Bye!」と話す姿をみると、嬉しい気持ちと同時にやりがいを感じるとのこと。そう語る畠さんの表情からも自然と笑みがこぼれていました。
様々なことに積極的に挑戦される畠さん。これからも夢に向かって頑張ってください!

▼編集後記▼

今回は、2022年4月から佐賀女子短期大学の学長に就任される今村正治さん(1981年文学部卒・大阪府出身)をご紹介します。卒業後、学校法人立命館に入職、立命館大学の学生課長・学校法人立命館の財務部長・総務部長・総合企画部長を歴任、2014~2019年まで、立命館アジア太平洋大学(以下、APU)の副学長も務められました。
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2000年の開学、そして副学長としてAPUに携わり、大分県はじめ九州で様々な方々との出会いがありました。2019年に立命館を定年退職、その後も各地の高校・大学の方々と仕事をするなかで、ご縁をいただき、2022年4月から佐賀女子短期大学の学長に就任することとなりました。私は「人生は、偶然と出会いの連続」だと考えています。APUがなければ、このご縁もきっとなかったことでしょう。まさか、職員出身の私が大学の教育・研究のトップである学長になるなど、想像もしていませんでした(笑)。しかし、「新しい政策・改革を求めている」とお声がけいただき、これまでの経験を活かすことができれば、と引き受けることにしました。
現在の文教政策においては、国際競争力を持つ研究力の強化や大手の国立・私立大学への施策に目が向けられる傾向があるかと思います。しかし、地方において人口減少が加速するなかで、大学が衰退していくことは、都市と地方の教育格差に繋がる大きな問題です。このたびは佐賀女子短期大学の改革を通して、日本全体の教育における課題にチャレンジできる絶好の機会をいただいたと思っています。
立命館での職員時代を振り返ると、やはり立命館が大好きで、楽しい思い出が数多くよみがえってきます。例えば、1994年パンサーズの甲子園ボウル初優勝。当時、学生課の課長として、大学スポーツの強化政策に関わりました。大学の頂点に立った時は本当に嬉しかったですし、アメリカンフットボールが立命館大学におけるスポーツ強化政策の先駆けであり、転換点になったと思います。そして、優勝が学園関係者・学生・教職員にどれだけ大きな感動を与えるのか、身に染みて感じた瞬間でもありました。
また、開設事務局課長として取り組んだAPUの開学も大きな転機となりました。「情熱」と「練り上げられた政策」があれば、教育・研究を通して、社会に大きな影響を与えることができることを実感しました。「APU」は日本の大学におけるグローバル化の水準を大きく高めたということを誇りに思っています。
APU、そして大阪いばらきキャンパスの開設など、立命館の大きな事業に多くの教職員とともに取り組めたことは、自分にとって今でも自分を支える原点になっています。
今後は、自分にとって未知の大学・佐賀女子短期大学の学長として、立命館やその他の大学・高校での経験・反省・教訓を活かして、改革に取り組みたいと思います。大学の運営にあたっては、フラットでオープンな組織づくりに努めたいと考えています。常に情報や意見を分かち合い、楽しみの要素を大切にできる大学や組織にしていきたいと思います。
教育は未来そのものであり、未来は教育なしで語ることはできません。様々な社会の問題も結局は教育に紐づくことが数多くあります。新型コロナウイルス感染拡大のため、大学の存在意義も考えなければなりません。学長として、新しい学校の在り方、大学のマネジメントを追求していきたいと思います。

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今回、初めてお話させていただきました。終始明るく、そして楽しそうに語ってくださった今村さん。大先輩の熱い想い、電話越しにもヒシヒシと伝わってきました。取材を通して、教育に携われることの喜びをかみしめ、私自身もより一層情熱を持って仕事に取り組もうと、立命館に勤める一職員として身が引き締まりました。

(立命館CLUB事務局)

▼第220号読者プレゼント▼

今回は、「浄酎 -Purified Spirit 白紙垂 180ml」と「立命館オリジナルのお箸」5名様にプレゼントします。
「浄酎 -Purified Spirit 白紙垂」は、立命館大学が提供するテレビ番組「エルピスの煌めき」でもご紹介した三宅紘一郎さん(経済学部2007年卒)が代表取締役を務めるナオライ株式会社のお酒です。
日本酒をさらに「浄溜」することによって生まれた新しいお酒「浄酎(じょうちゅう)」。
是非、お楽しみください。
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「浄酎 -Purified Spirit 白紙垂」の詳細はコチラ≫

プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:2/7(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第219号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。219号の読者プレゼント(立命館グッズ アルミボールペン エンジ・シルバーのセット)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・髙橋智春さん(宮城県)・ふわさん(福岡県)・CaptainTさん(広島県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は2月10日(木)です。お楽しみに。
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