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立命館CLUB 【VOL.46】

立命館CLUB 【VOL.46】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.46━━
■□ 2014.3.28
□■ 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 先日、各キャンパスにおいて後期の立命館大学および大学院の卒業式・
  学位授与式が行われ、7,680名の卒業生・修了生が新たな門出を迎え
  ました。

 
 卒業証書授与の様子(衣笠キャンパス)

  
 卒業式・学位授与式の様子(びわこ・くさつキャンパス)

 卒業生のみなさんに、恩師や友人たちへの思いを語ってもらいました。
 卒業の日を迎えた清々しい表情、そして感謝の気持ちの詰まった
  メッセージを語る姿を是非ご覧ください。

 ●衣笠キャンパスの様子はコチラをクリック≫
 
 ●びわこ・くさつキャンパスの様子はコチラをクリック≫

 各々の道へ歩み出す後輩たちに向けて、社会の第一線で活躍する
 3名の卒業生からメッセージをいただきました。そのなかの一名は、以前
  【VOL.41】の編集後記でもご紹介した杉江理さん(2005年経営学部卒)
 です。
 
  杉江さんは、WHILL株式会社CEOを務めておられ、日経ビジネス
 「THE 100 2014日本の主役」に選ばれています。「何でもいいから、
 今、素直にやりたいことをとことん一生懸命やった方がいいんじゃない
 かな」とエールを送っています。

  RSWEB [特集]卒業・就活するあなたへ≫

 なお、2014年度入学式は4月1日(火)に衣笠キャンパス、4月2日(水)
 にびわこ・くさつキャンパスにて開催します。学部・大学院あわせて、
 新たに8,845名の新入生を迎える予定です。

 2014年度 立命館大学・大学院 入学式のご案内はコチラをクリック≫
  
 今号も学生や教職員の情報満載でお届けしたいと思います。
 読者プレゼントは、「Rロゴ」が入った「Rip!ta(リピタ)付箋シート」
 です。

 応募方法は最後にお知らせします。お見逃しなく。
 それでは最後までお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】世界展開力強化事業の中間評価でS評価(最高評価)を獲得

 文部科学省による「大学の世界展開力強化事業」の中間評価にお
 いて、文学部で実施している「日中韓キャンパスアジア・プログ
 ラム(通称)」が、タイプA-I(日中韓のトライアングル交流事
 業)において唯一のS評価(最高評価)を獲得しました。

 本プログラムは、立命館大学文学部・広東外語外貿大学(中国)
 ・東西大学校(韓国)から選抜された合計30名(各大学10名ずつ)
 の学生が、3カ国のキャンパスを移動し、“ともに学び、ともに
 暮らす”国際教育プログラムです。日中韓の各言語・文化・文学
 ・歴史等を深く理解し、特に文化・教育研究分野における東アジ
 アの次世代リーダーを育成することを目的としています。

 

 また、学生交流にとどまらず、3大学がプログラムの運営やカリ
 キュラム作成なども協力し、お互いの国の教育内容をすり合わせ
 ながら行なっていることも特徴です。

 中間評価では、「実務的な面」(本プログラムで実施する3大学・
 3カ国語対応のWeb履修管理システムの開発や、到達度アンケート
 の実施と分析結果の3大学での共有、遠隔講義システムを用いた
 合同会議の開催、国際寮やシェアハウスによる共同生活の実施と
 サポートなど)、「教育効果の面」(事業目的の1つである日中
 韓3カ国語の習得が順調に進んでいる)、そして「組織的な面」
 (移動キャンパスとその統一カリキュラムの実施を大学全体で取
 り組み、効果的に運営している)が、キャンパス・アジアの理念
 に即しており、他学部・他大学のモデルになりうるという高い評
 価を受けました。

  

 現在は移動キャンパスの2年目(プログラム3年目)を実施中であ
 り、5月からは立命館大学での授業がスタートします。

 「移動キャンパス」の動画や詳細はコチラをクリック≫ 

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【2】世界初!新技術の開発に成功

[1]理工学部 飴山教授が強くしなやかな金属材料の創製法を開発
 
 理工学部の飴山惠教授は、高強度(強さ)と高靱性(壊れにくさ)
 を併せ持つ金属材料の創製法を開発しました。

 現在、医療分野や航空宇宙分野などにおいて、安全性や耐久性を
 担保しつつ、小型化・軽量化した高品質な金属材料が求められて
 います。しかし、従来の常識では、金属材料を高強度化すると靭
 性が低下してしまい、小型化・軽量化には限界があるとされてい
 ました。

 今回、開発した技術は「調和組織制御法」という新しい金属材料
 創製法で、高強度と高靭性の両立を実現しました。これにより、
 金属材料の力学特性を飛躍的に向上させることが可能になります。
 
 調和組織の顕微鏡写真(純チタン) 
 
 
 本手法で創製した金属材料と原料の金属粉末を持つ飴山教授

 詳細はコチラをクリック≫

[2]黒瀬範子研究員らが新縦型深紫外LEDを開発


 総合科学技術研究機構の黒瀬範子・研究員と青柳克信・上席研究
 員は、従来の深紫外LEDに比べ1/5以下の低コストでの製造を可能
 にする新縦型深紫外LED「Ref-V DUV LED」を開発しました。

 深紫外光は、浄水場の水や病院・工場のクリーンルームの空気の
 殺菌など、幅広く利用されています。この光源としては、水銀ラ
 ンプが世界中で使われていました。しかし、水銀の使用は2013年
 10月に国連の水銀条約締結によって大幅な使用規制が定められ、
 水銀ランプに替わる光源の開発が緊急課題となっています。最も
 有力な代替候補は深紫外LEDですが、原料や製造コストが高く、
 これまでは普及が進まないのが現状でした。

 今回、開発に成功した新しい縦型深紫外LEDは、生産のプロセス
 コストを1/5以下にすることが可能となりました。今後研究の実
 用化が進めば、深紫外LEDの大量生産につながることが期待され
 ます。

 
 新縦型深紫外LEDの電極の発光の様子

 詳細はコチラをクリック≫

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【3】衣笠キャンパス大学院施設(仮称)建築工事安全祈願祭を実施

 3月10日(月)衣笠キャンパスにおいて、大学院施設建築工事安
 全祈願祭を執り行いました。

 
 会場の様子

 長田理事長は「本施設は、大学院生がグループディスカッション
 や共同研究を通じて知的刺激を受け、『研究科を越えた学び』の
 環境を実現することが最大の特徴であると言えます。衣笠山を眺
 望できるラウンジの設置も予定されており、豊かな環境のもとで
 の研究の一層の進展を期待しています」と述べました。
 
 本施設は2015年2月に竣工、同年4月供用開始を予定しています。

 詳細はコチラをクリック≫

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【4】大阪商工会議所・佐藤茂雄会頭、茨木商工会議所・合田順一
   会頭が大阪いばらきキャンパス建設現場をご視察


 3月11日(火)、大阪商工会議所・佐藤茂雄会頭と茨木商工会議
 所・合田順一会頭が、大阪いばらきキャンパスの建設現場を視察
 されました。視察には、大阪商工会議所からは齋藤進総務広報部
 部長、茨木商工会議所からは木村正文専務理事、鳥山悟事務局長
 が同行されました。

 冒頭、工事事務所棟において長田豊臣立命館理事長がご挨拶し、
 引き続き森島朋三専務理事からキャンパス構想や開設準備の進捗
 状況をご説明しました。その後、建設現場へ移動し、学舎棟や市
 街地施設の2階部分までを約1時間かけて、熱心にご覧になられま
 した。

 
 大阪いばらきキャンパスの模型を前にキャンパス構想を説明

 
 建設現場を視察

 詳細はコチラをクリック≫

 ※視察の様子は、大阪商工会議所ホームページ内の
  「佐藤会頭の眼」にも掲載されています。
 詳細はコチラをクリック≫

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 【その他学園ニュース】
 学園HEADLINE NEWSはコチラをクリック≫

 学園PICK UPはコチラをクリック≫

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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期
 または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホー
 ムページをご確認ください。

※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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【1】[@大阪][有料][要事前申込]
   大阪・京都文化講座(前期)
  「『水の都』京都と大阪―水辺をめぐる二都物語―」


 古(いにしえ)より淀川で結ばれてきた京都と大阪。
 当講座では、歴史・景観・文化・文学などさまざまな観点から、
 水辺をめぐる京都・大阪のイメージを描き直します。

 [期 間]5月19日~7月7日(毎週月曜日・全8回)
 [時 間]14:00~15:40(講演:90分 質疑応答:10分)
 [会 場]立命館大阪梅田キャンパス(大阪富国生命ビル5階)
 [受講料]1回1,500円(7回以上一括申込の場合は10,000円)
 [定 員]各回130名(※定員になり次第締め切り)

 詳細はコチラをクリック≫

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【2】[@京都][無料][申込不要]
   立命館土曜講座 4月度(第3088~3091回)


 [特集]新学期、何を、どう学んだらよいのか-入門シリーズ(1)

 (1)4月5日(土)(第3088回)
  [テーマ]経済学入門-日本経済の見方・考え方-
  [講 師]立命館大学国際関係学部 教授 高橋 伸彰

 (2)4月12日(土)(第3089回)
  [テーマ]ジェンダー学入門
       -「女らしさ」「男らしさ」を通して社会を見る-
  [講 師]同志社大学 グローバル・スタディーズ研究科
       教授 秋林 こずえ

 (3)4月19日(土)(第3090回)
  [テーマ]社会理論入門-世界システム論を起点として-
  [講 師]立命館大学国際関係学部 教授 山下 範久

 (4)4月26日(土)(第3091回)
  [テーマ]国際政治学入門-軍縮問題の見方・考え方-
  [講 師]立命館大学国際関係学部 教授 足立 研幾

  [時 間]14:00~16:00
  [場 所]立命館大学末川記念会館講義室
  [聴講料]無料 (※事前申込不要)
 
 主催:立命館大学衣笠総合研究機構
 事務局:リサーチオフィス(衣笠)TEL:075-465-8236

 立命館大学土曜講座HPはコチラをクリック≫

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 その他の公開講座はコチラをクリック≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@静岡][無料][申込不要]
   自転車競技部 2014年度 全日本学生トラックレースシリーズ
   第1戦 伊豆ベロドローム4月ラウンド(ポイントレース&記録会)


 本大会は、インカレ出場に向けたランキングポイントの獲得と基
 準トラックタイムの記録計測を目的としています。本学からは2
 ~3名の選手が出場予定です。日本初の屋内型自転車競技施設「
 伊豆ベロドローム」での激戦をお楽しみください。

 [日 時]4月5日(土)10:00 スタート
 [場 所]静岡県伊豆市 伊豆ベロドローム
 [入場料]無料

 詳細はコチラをクリック≫

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【2】[@大阪][有料][申込不要]
   サッカー部 2014年度 第92回 関西学生サッカーリーグ

  
 いよいよ関西学生リーグがスタートします。初戦は、昨年同リーグ
 3位の強豪・関西学院大学と対戦します。1部リーグでの上位入賞
 を目指して厳しい練習に取り組んでいます。

 [日 時]4月6日(日)14:00 キックオフ
 [場 所]大阪府境市 J-GREEN堺メインフィールド
 [入場料]大人1,000円(800円)、中高生400円(300円)
      小学生以下無料  ※括弧内は前売り料金

 詳細はコチラをクリック≫

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【3】[@京都][無料][申込不要]
   応援団吹奏楽部「Spring Concert2014」

  
 「コンサート・マーチ『テイク・オフ』」などの吹奏楽曲、「天城
 越え」「津軽海峡冬景色」といった名曲が次々飛び出す「ど演歌エ
 キスプレス」に加え、嵐のヒット曲メドレーなどのポップス曲も披
 露します。

 [日 時]4月12日(土)開場13:30 開演14:00
 [場 所]京都市右京ふれあい文化会館 大ホール
 [入場料]無料

 詳細はコチラをクリック≫

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラをクリック≫

 その他のイベント・スケジュールはコチラをクリック≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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 第33回 輝く学生インタビュー
        五感で味わう鉄道の醍醐味
                立命館大学鉄道研究会 
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている
 学生や団体を紹介していきます。

 今回ご紹介するのは、立命館大学鉄道研究会です。
 今年で創立53年を迎える鉄道研究会は、鉄道をはじめ公共交通機
 関の抱える問題について研究を行っています。
 インタビューに答えてくれたのは、以下の3名です。

 

 【中央】太田 大佑さん(会長 文学部2回生・香川県出身)
 【右】村松 高彰さん(産業社会学部2回生・神奈川県出身)
 【左】中野 翔太さん(政策科学部1回生・大阪府出身)

 

 Q:鉄道研究会の活動を教えてください。
 1961年に設立され、今年で創立53年を迎えます。鉄道をはじめ公
 共交通機関の役割や問題について学術的立場から研究し、その成
 果を広く社会に還元するのが活動の目的です。衣笠キャンパス、
 びわこ・くさつキャンパスの両方に拠点を持ち、約30名の会員(
 ※1)で週に一度交互に例会を行っています。毎年、年間のテーマ
 を決め、夏季休暇にフィールドワークを行って現地調査を行い、
 年度末に研究の集大成として機関誌「ポイント」を発行していま
 す。

 
 今年発行したばかりの機関誌「ポイント」。ページ数は200ページを超えています

 また、研究活動以外にも、学園祭やイベントでの出展や、親睦を
 深めるために遠足・合宿も行います。関西学生鉄道研究会連盟(
 ※2)を通じた他大学の鉄道研究会との合同遠征や懇親会など、対
 外的な活動も積極的に行っています。

 ※1 鉄道研究会では、部員ではなく「会員」で統一
 ※2 関西学生鉄道研究会連盟…大阪大・近畿大・滋賀大・関西
    大・大阪産業大・立命館大の鉄道研究会で構成される組織


 
 学園祭の様子。様々なものを展示しています。


 Q:研究方法について教えてください。
 まずは、事前に会員から研究テーマを募集して例会で選考を行い、
 最も多く支持されたテーマが年間の研究テーマになります。ちな
 みに昨年度のテーマは『大阪市交通局』でした。

 次に、効率の良い調査を行うため会員の得意分野を活かした班分
 けをします。昨年は、5班に分かれて調査を実施しました。具体
 的には、車両やトンネル構造等を研究する「技術班」、民営化が
 叫ばれている背景を知るための「経営班」や「政治班」、路線を
 伸ばす計画や乗り入れを研究する「延伸/相直班」、未来を展望
 する「未来班」です。各班5~6名で構成しました。

 その後、班ごとに分かれ新聞や文献・インターネットを用いて研
 究を行います。夏季休暇には、研究対象地域でフィールドワーク
 活動を行い、現地調査や文献収集・聞き取り調査などを実施しま
 す。昨年は『大阪市交通局』の比較対象地域である東京都内にて
 フィールドワーク活動を行い、地下鉄民営化の成功例や大阪との
 相違点を調査しました。

 
 フィールドワークの様子

 2014年度研究テーマは「リニア中央新幹線~新たな大動脈~」に
 決定しました。未開業の路線を取り上げるのは異例であり、難し
 いことも多々あるかと思いますが、様々な角度から将来を見据え
 た研究ができればと思っています。
 
 
  今年度の研究テーマである「リニア中央新幹線」

 Q:立命館鉄道研究会の特徴はありますか?
 (中野さん)「立命館の鉄研(てっけん)といえば、バスと王将」
 と、他大学から言われています。
 立命館の立地上バスを利用する機会が多く、鉄道にとらわれずバ
 スの研究もさかんです。どの線を利用すれば一番早く目的地へ辿
 り着けるかなど、鉄道のことを忘れて話し込んでしまうこともあ
 ります(笑)。この「バス研究」は、立命館から他大学にも広が
 っているようです。

 
 部室に入った途端、バス停の看板がお出迎え。

 また、鉄道研究会と切っても切れない関係なのが「餃子の王将」
 です。私たちと父子ほど年の離れたOBさんであっても「コーテル
 (王将用語で餃子のこと)」は共通語です。王将好きのDNAは今日
 まで脈々と受け継がれています。


 Q:OB・OGとのつながりはありますか?
 (太田さん)2012年2月に近畿日本鉄道と伊賀鉄道において、鉄道
 研究会創立50周年を記念して貸切列車を運行しました。これは現
 役生と卒業生の交流を目的として、現役生とOB会が共同で企画し
 たものです。幅広い世代が参加し、ご年配の方々もいらっしゃい
 ましたが、「鉄道」という共通の話題のおかげですぐに打ち解け
 られました。立命館は、現役生とOBとのつながりが深いことでも
 有名で、私たちも誇りに思っています。

 
 鉄道研究会創立50周年を記念し、伊賀鉄道「860系」の前で記念撮影する様子

 OBの皆さんのなかには、鉄道業界に勤めておられる方もいらっし
 ゃいます。私たちも就職先を考える際には、やはり鉄道業界を視
 野に入れますので、OBの方々の存在はとても心強いです。

 また、鉄道研究会のなかでは鉄道関係のアルバイトが先輩から後
 輩へと受け継がれています。そうすると、衣笠キャンパスから家
 に帰るまでに、必ずどこかで会員と遭遇します。たとえば、地下
 鉄から降りたらホームで会員と遭遇、地上に上がってJRに乗ろう
 としたら会員と遭遇…さらに京都駅からバスに乗ろうとしたら会
 員に遭遇、といった感じです(笑)。

 
 部室の黒板には、会員に向けたアルバイト募集の文字が…

 Q:「鉄道あるある」を教えてください。
 (太田さん)各鉄道会社の発車メロディにまつわる「あるある話」
 は多いですね。たとえば、京阪電鉄の18駅で列車の出発時に発車
 メロディが流れますが、そのメロディをつなげると一つの曲にな
 ります。列車種別や上下線によってもメロディが分かれています。
 これは「日々の生活の中でも、発車メロディによって少しでも人
 々に安らぎや楽しみを与えたい」という作曲者の思いに、京阪電
 鉄が大いに共感したことから実現したそうです。

 ほかには全国各地の駅でその土地ゆかりの曲を流す「ご当地メロ
 ディ」があります。その駅で生まれたアーティストの曲を流して、
 地域をアピールするケースも見受けられます。たとえば、京浜急
 行線の上大岡駅では、地元出身である「ゆず」の楽曲「夏色」が
 使用されています。小田急小田原線の本厚木駅、海老名駅には「
 いきものがかり」メンバーの出身高校があるため、それぞれの駅
 で「いきものがかり」の楽曲が使用されています。音一つをとっ
 ても、乗客の方々のために努力している鉄道会社はたくさん見受
 けられるので、そういった部分を探るのも楽しみの一つです。


 Q:印象的なエピソードはありますか?
 草津市から託児所の子どもたちを対象にしたイベントを依頼され、
 ペーパークラフトで列車を作ったことがあります。2才から小学
 校低学年と幅広い年齢の子どもたちを対象にするため、2才児用
 にのりで貼るだけの状態にしておくなど、年齢に応じた準備を念
 入りに行いました。当日、組み立て方を教えてあげると、子ども
 たちはとても楽しんでくれました。

 今まで「鉄道」とは自分の趣味の世界で完結するものだと思って
 いました。皆さんのなかにも、鉄道好きは自分の世界にひきこも
 りがちで、オタクっぽいという印象を持たれている方がほとんど
 だと思います。

 しかし、私たちは鉄道研究会に入り、イベントを通じて子どもた
 ちの笑顔を見て「鉄道で人を笑顔にできる」ことを知りました。
 子どもたちはとても純粋な心で、何をするにも夢中で一生懸命で
 す。その姿に、こちらが癒され、励まされました。これは鉄道研
 究会に入らないと気付かなかったことです。

 
 体験運転は子どもたちに大人気!

 Q:鉄道のどういった部分に魅力を感じますか?
 (村松さん)車両に限りませんが、古い部分に歴史を感じます。日
 本の現役車両で一番古いのは、「旧型客車」という昭和14年製の
 車両です。おそらくJRのなかでは、戦前からの日本を知っている
 のは「彼」だけなので、それに乗ると車両の「人生」を考えてし
 まいます。戦火を免れ、復員兵を運んだ戦中・戦後…復興期には、
 サラリーマンをぎゅうぎゅう詰めにして走り、日本の経済を支え
 ていました。そして今はイベント用として子供たちを喜ばせてい
 ます。車両は人間ではありませんが、私が知らない時代を生き抜
 いてきたと思うと、尊敬の気持ちでいっぱいです。電車の寿命が
 約20年と言われているなか、「彼」はもはや生きる伝説です。

 
 旧型客車。当時の面影がしのばれる。

 (太田さん)広島や長崎では原爆が落とされましたが、それを免れ
 て今でも走り続けている電車は「被爆電車」と呼ばれています。
 ほかにも、戦火を免れて今でも「生きている」電車は全国にたく
 さんあります。

 
 昔の記憶を今に伝える“被爆電車”

 (村松さん)古い車両に乗ってその時代の人になりきったり、乗っ
 ていた人々の気持ちを想像したりしてします。先ほどの旧型客車
 を例にとると、「兵隊さん達はどういう気持ちでこの電車に乗っ
 ていたのだろう」と。古くて椅子も硬く、冷房も暖房もない車両
 ですが、製造当時はとても豪華だったようです。このように時代
 の差を感じることもできます。私は平成生まれなので、自分の生
 まれる前の時代を知りたいという意味でも、古い車両には特に魅
 力を感じます。

 私は、鉄道は五感で感じるものだと思います。塗装の剥がれ具合
 を見て、車両のきしむ音やにおいを感じ、椅子に座って硬さを確
 かめる。いろいろな想像を膨らませて楽しむことも出来ます。味
 覚は…そう、駅弁!(笑)これも鉄道の醍醐味ですからね。


 Q:鉄道研究会のこれからの目標を教えてください。
 今までの良いところを活かしつつ、会員同士で切磋琢磨して研究
 会の質を高めていきたいと思います。できるだけ現地の方や地方
 自治体の方、鉄道会社の方と直接触れ合って「生の声」を研究に
 活かし、来場者が楽しめる学園祭・イベントづくりを心がけてい
 きたいです。長年培ってきた幅広い人脈を活かして、「立命館の
 学生だからこそ出来る研究」を今後も行っていきます。残された
 大きな課題は、女性会員の確保ですね(笑)。

 
 会員が力を合わせて制作したジオラマ

 Q:読者の方に“お得情報”をお願いします。
 (中野さん)平成26年3月22日以降、京都市バスのダイヤ改正により、
 市バス1日乗車券の利用範囲が拡大します!名称も「市バス専用1
 日乗車券カード」から「市バス・京都バス1日乗車券カード」へ
 変更されました。

 まず、嵯峨・嵐山地域に追加料金なしで乗車できます。そのうえ、
 京都バス(民間)の均一運賃区間も乗車できることになります。
 販売価格500円は据え置きなので、京都観光にぜひご利用くださ
 い!


 Q:今後のイベント情報を教えてください。
 6月1日、理工学部BKC移転20周年記念イベントに、鉄道研究会も
 出展します。ジオラマの展示、JR琵琶湖線草津駅周辺の鉄道の変
 遷を紹介・展示する予定です。各種鉄道グッズの展示も行います。
 子どもたちでも楽しめるように列車の運転台の模型を設置し、体
 験運転コーナーも設ける予定です。入場料は無料で、どなたでも
 ご参加いただけますので、皆さん是非お越しください!

 

──────────────────────────
 いかがでしたでしょうか。

 機関紙「ポイント」を読んでみると、鉄道研究会の研究レベルの
 高さに圧倒されるばかりです。
 しかし彼らが語る鉄研の魅力は、自らの世界に閉じこもった研究
 ではなく「鉄道で人を幸せにすること」でした。
 いつまでも少年の心を忘れない彼らの話に、私自身が時間を忘れ
 楽しませてもらいました。

 ぜひ、これからも彼らの応援をよろしくお願いします。
──────────────────────────

▼編集後記▼

 今回は、13年間の選手生活を卒業し、新たな門出を迎えた元プロ
 サッカー選手の伊藤宏樹さん(2001年経済学部卒・愛媛県出身)
 をご紹介します。

 

 伊藤さんは大学卒業後、当時J2だった川崎フロンターレに入団。
 寺田選手、箕輪選手と組んだ3バックは「川崎山脈」と呼ばれ、
 2004年のJ2優勝・J1昇格に大きく貢献しました。2005~2009年、
 2012年の計6年間キャプテンを務め、一度も移籍することなく、
 2013年シーズンをもってスパイクを脱ぎました。

 現役引退後も川崎フロンターレに恩返ししたいという思いから、
 今年2月1日、同クラブのスタッフとしてのセカンドキャリアを歩
 み始めました。スタッフを選択したことは、現役選手に対して指
 導者とは違う道があること、その道しるべになるためではないで
 しょうか。

 そんな伊藤さんを学生時代からよく知る本学サッカー部の米田隆
 監督
にお話を聞いてきました。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「人との縁(仲間)を大事にする」。出会ったときから、彼は一
 貫して変わっていません。プロサッカー選手として川崎フロンタ
 ーレ一筋を貫いたこともその表れでしょう。「本当に彼らしいな」
 と思います。

 入団当初J2だったクラブは、いまやアジア強豪クラブチームの1つ
 となりました。彼はクラブと共に成長し、クラブと共に歴史を刻
 んできました。

 引退後、幹部候補としてクラブに入社し、経営的視点で活動され
 ると聞きました。勇気と大志を持って、新たな歩みを進めようと
 していることに我々一同感動しています。今後も頑張っていただ
 き、是非とも、偉大なる足跡を残してほしいと願っています。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 伊藤さんは、入団以来、ほとんどの試合に出場してきました。骨
 折したときも、そのことを公表せずにプレーを続けたそうです。
 「今日は伊藤選手のプレーが見られないのか……」と思わせたく
 ない「ファンへの気持ち」を感じます。

 13年間、ディフェンダーとして活躍してきた伊藤さん。守ってき
 たのはゴールだけではなく、一緒に戦う仲間、応援してくれるサ
 ポーターとの絆だったのでしょう。

 (立命館CLUB事務局 向山)


▼第46号読者プレゼント▼

 今回は、「Rip!ta(リピタ)付箋シート」3名様にプレゼントし
 ます。これは第4回Rマークプロモーショングッズ部門において、
 最優秀作品賞を獲得した中村圭祐さんのアイデアから誕生しまし
 た。

 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:4/7(月)>
 【パソコンの方はコチラをクリック】

 【携帯電話の方はコチラをクリック】 

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
 うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第45号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 第45号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・千葉のはるるさん (千葉県) ★
 ★・丹羽 公人さん   (岐阜県) ★
 ★・棚橋 幸子さん   (大阪府) ★
 ★・kodama1425さん  (静岡県) ★
 ★・岩槻小僧さん   (埼玉県)  ★ 
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は4月11日(金)です。お楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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※リンク先は、時間の経過と共に変更・消去されることがあります。
  ご了承ください。
※メールマガジンを転載、その他の利用によって生じる事象について、
  立命館大学では一切の責任を持ちません。
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■■ 〒604-8520京都市中京区西ノ京朱雀町1番地
■■ TEL:075-813-8118
■■ FAX:075-813-8119
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■■ メール rclub@st.ritsumei.ac.jp